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COLUMN 裏渋谷魯山人
裏渋谷”孤高の”グルメ 【「アジアの味」のトムヤムクンラーメン】
2014/10/02
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もう10月だってのに、季節外れになんだか蒸し暑い。。

少し前に遊びにいった微笑みの国、
タイのワイルドでウェッティーな夜を思い出しつつ、
今日も裏渋谷を徘徊している。

カフェの聖地として有名な裏渋谷だが、
実は世界各国のメシが楽しめる店も多い。

『今日は気分だけでもトリップしたいぜ。』
そんな時は裏渋谷の路地を彷徨うのがいい。

センター街を抜けてすぐ、
有名なラーメン神座近くのタイ料理専門店「アジアの味」で、
ショートトリップといこうか。

『そうと決まったらもう“アレ”しかないな。』
オレの空腹感と、変わらない渋谷への虚無感を埋めてくれる”アレ”。

外階段を少し小走りで上がって、扉を開ける。

「イラッシャイマセエ~。」

『お、今日は奥さんのお出ましか。』

そう、ここは陽気で親しみ易いご夫婦が出迎えてくれるンダ。

少しほっこりしたオレは、
席に着くなりポケットのタバコと携帯をテーブルに置き、
メニューから”アレ”を探し出す。

『あ、ココ禁煙席か。。さっさと食って外で一服するか。』
と思っていた矢先、
奥さんが、
「タバコ、ダイジョウブデスヨ。」

『。。。。。ああ、アジアってこういう適当なところがイイんダよナ。』

”アレ”こと、名物「トムヤムクンラーメン」と「ガパオ」のセットを注文し、
早速タバコに火を付ける。

『日本ももっとフレキシブルにやればいいのに。。』

そんな現実逃避的なことを考えながら待つ事3分。

「オマタセイタシマシタア~。」

ちょっと前までキライだったエビが乗っかったトムヤムクンラーメンのお出まし。

『オレはスープから手をつける派なんだ。』
酸味と辛味のバランスが”ヤリスギてない”スープが、
オレの胃の中へ流れて行く。

みそ汁を飲んだ時に出る“恍惚のため息”に、
近からず遠からず似たような“ため息”が漏れる。
なんていうか安心感のあるスープ。

米粉を使った麺のモチモチ感がオレ達日本人の舌にも優しくフィットする。

気づけばオレはスグにソレを平らげた。

お会計を済ませ、
にっこり笑った奥さんから、
「アリガト、マタネー。」
と言われ、階段を下りながら、

『そう言えば、ちょっと前にカップヌードル「トムヤムクンヌードル」が全国的に品切れって言ってたなあ。
今オレたちが求めているのは、元気な国の人たちから感じる昔の日本がそうだったようなヒトの暖かみを感じる食い物なのかもな。』

いや、懐かしむのはよそう。

オレはまた裏渋谷に消えて行った。

TEXE BY 裏渋谷魯山人

COLUMN 裏渋谷魯山人
【裏渋谷”孤高の”グルメ】かつ丼専門店「ずいちょう」
2014/08/18
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フラリと足が止まったソコは、
センター街「よしもと無限大ホール」より奥、
裏渋谷の桃源郷「パピエビル」1Fに佇むお店。

カウンターのみ8席、
メニューは「かつ丼」と「ビール」のみ。

ウ”~~~ン、
これは”侠気”を感じざるを得ない。

席に着くと男性店員から聞かれたのは、
「ご飯の量どうしましょう?」
間髪入れずについ、
『大盛りでオネガイシマス。』

女将さんは飄々とした表情で同時に、
油たっぷりの鍋にカツを投入していた。

先に出て来たのは、
漬け物とお椀。
当然みそ汁だと思い、フタを開けてみると、、
おっ!お吸い物。。粋ですなあ。
まずはズズイと一口。。。
ハァ、、いいお出汁だこと。。

昆布出汁の余韻を味わっていると、
「ハイ、かつ丼おまたせしました!」と。

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器からハミ出るカツの端っこ、
フタをあけるととじ卵の上にカラリとキツネ色の豚肉揚げが!

端から食べるタイプのボクは、
迷わず一切れと相当数のご飯を口に。

サク、、サク、、
衣にツユがキレイに纏ってて、
口の中で卵と混ざった瞬間はまさに「ハーモニー」。

ウマイ。。
おひとりさまのオレはソレを大声で発する事は出来ず、
斜め45度をうっすら見上げ、淡い恍惚を覚えた。

ここから食べ終わるまでに説明は必要ない。

『ゴチソウサマ、おいしかったです。』
1000円札一枚をテーブルに残し、
オレはまた裏渋谷へと戻っていった。

システマティックな都会の中で、
電話番号すら非公開の、
知る人ぞ知る”一品”をお探しの方にオススメしたい。

<TEXT by 裏渋谷魯山人>

店舗名:かつ丼専門店「ずいちょう」
住所:東京都渋谷区宇田川町41-26 パピエビル 1F